「Infinite & Loop」

門脇篤

2008年04月13日 10:39


せんだいメディアテークの「チューブ」と呼ばれる柱を使ったインスタレーションや関連ワークショップなどが、「Infinite & Loop」として4月6日まで行われていたそうなのですが(私は残念ながらすっかり気づかず)、偶然、インスタレーションをつくった浜田真輔さんに「まだやってますから」と言われ見に行きました。

メディアテークの正面に向かって一番右手にある柱の1階から6階までという、驚異的に垂直方向に長い展示空間を十二分にいかした作品で、らせん階段の「隙間」に支持体をいれ、これにビニールチューブをえんえんと巻いて(ループさせ)、内部の白熱灯がゆっくりと点滅することで、ビニールチューブ表面に反射する光の奇跡も、実にらせんを描くものとなる、というたいへんすぐれた作品です。

空間を埋め尽くすような音響もすばらしく、映画音楽などを手がけている方に曲をお願いしたということです。
メディアテークが開館中は見られるようですが、昼より夜の方が見ごたえがあります。特に3階図書館が閉まった後、柱のガラスの壁に反射する作品は独特の存在感があります。
展示は23日まで見られるそうです。

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