2008年03月09日
追廻住宅
数年前まではかなりの数の家が立っていた追廻住宅ですが、公園になるとかで立ち退きがはじまり、今ではすっかりあんまり家の立ってない分譲住宅地みたいな状態になっています。
やっている塾がすぐ近くの片平なので、追廻からも何人か生徒が来ていた時期があり、話を聞くと、レトロなまちのよさというか、大根一本だけしか陳列していない(それ以外は何もない)八百屋さんがいるとか、安い食堂があって、ときどき家族で食べに行くとか、お風呂があんまり近代的でないので、しょっちゅうボヤを出して消防車を呼んでしまうおばあさんの家とか、小学生のその子によると、「なんていうか、あそこはみんな助け合ってるっているか、そういうところ」という言葉に集約されるような、失われつつある時代みたいなものがタイムカプセルのように保存されているという気がしたものでした。
どんどんどんどん、そうしたものが失われていきます。
Posted by 門脇篤 at 01:07│Comments(0)
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