スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by だてBLOG運営事務局 at

2008年04月12日

SAP公式サイトがリニューアル


4月29日~5月6日、仙台市中心部にある一番町四丁目商店街で行われる「仙台アートシティプロジェクト”ART仙台場所”」の公式サイトが今年版にリニューアルされ、出展作家情報などが見られるようになっています(こちら)。
どうぞみなさん、毛糸を送ってください。  


2008年04月04日

また毛糸が届きました!


また毛糸が届きました。毛糸だけでなく、花までわざわざ届けていただきました。本当にどうもありがとうございます。たいへん勇気づけられます。

私にとって、アートはコミュニケーション以外の何ものでもない、という気がずっとしていたのですが、最近はほとんど確信にちかいものになってきています。
毛糸の屋根」は、私がやってきている一連の、協働によるアート作品です。それは「とりあえず汗を流す」的なものであって、まずコンセプトがあり、周囲の了解があって、というものではなく、逆にそれに巻き込まれることで立ち現れる何かだと考えています。
今回、いろいろな制約がる中で、それがどの程度実現できるか、正直とても不安に感じているところがありますが、不安があるのはいつものことなので、それもやはり「とりあえず汗を流」せば、何か見えてくると思います。
がんばっていきたいと思います。

◎◎◎緑の毛糸を送ってください◎◎◎
毛糸の屋根」になる新緑色の毛糸を集めています。どうぞ以下まで送ってください。
仙台エリアにお住まいの方は、一番町四丁目141前の「毛糸の糸幸」さんで買ってそのまま預けることができます。
明るい緑で、1玉100円程度の安価なものでけっこうです(ちなみに「糸幸」さんでは100円で売っています)。太さは何でもかまいません。
また、期間中、「毛糸の屋根」をいっしょに制作してくれるボランティアスタッフを募集しています。主に作業は10時~16時の間に行います。参加できる時間だけでけっこうですので、以下までご連絡ください。なかなかできる体験ではありません。

お問合せ・送り先・申込み先:
 門脇篤まちとアート研究所
 〒980-0812 仙台市青葉区片平1-3-2-504
 ℡022-277-3551 070-5621-2301
 info@kadowakiart.com

  


2008年04月02日

毛糸が届きました!


昨年、定禅寺通りにピンク色の毛糸を結ぶ「けやきに花を」で大活躍した大沼佑太朗くんが、さっそく毛糸を届けてくれました。「糸幸」さんで買ってきてくれたようで、あんまり時間がなかったのでゆっくり話もできませんでしたが、本当にありがたかったです。どうもありがとうございます。がんばります。

◎◎◎緑の毛糸を送ってください◎◎◎
毛糸の屋根」になる新緑色の毛糸を集めています。どうぞ以下まで送ってください。
仙台エリアにお住まいの方は、一番町四丁目141前の「毛糸の糸幸」さんで買ってそのまま預けることができます。
明るい緑で、1玉100円程度の安価なものでけっこうです(ちなみに「糸幸」さんでは100円で売っています)。太さは何でもかまいません。
また、期間中、「毛糸の屋根」をいっしょに制作してくれるボランティアスタッフを募集しています。主に作業は10時~16時の間に行います。参加できる時間だけでけっこうですので、以下までご連絡ください。なかなかできる体験ではありません。

お問合せ・送り先・申込み先:
 門脇篤まちとアート研究所
 〒980-0812 仙台市青葉区片平1-3-2-504
 ℡022-277-3551 070-5621-2301
 info@kadowakiart.com  


2008年03月29日

商店街めぐり


今日は仙台アートシティプロジェクト実行委員会のみなさんと、一番町四丁目商店街の各お店にあいさつ回りをしました。 何組かに別れ、一軒一軒あいさつしてまわりました。
私は商店街の工藤さん、宮城教育大の村上タカシ先生、アーティストの齋藤高晴さんといっしょにおもに商店街の西側をまわりました。


私は「毛糸の屋根」についてのチラシをわたし、「去年は西公園の桜並木を定禅寺通りに延長しましたが、今年は定禅寺通りの新緑を四丁目商店街まで延長します」というようなわけのわからない説明をしましたが、けっこうみなさん去年の定禅寺でのプロジェクトをおぼえていてくださり、「ああ、毛糸ね」「あなたがカドワキさん? がんばってね」と声をかけてくれました。 しかし、この商店街回りはいいですね。私はまちでやるときは営業まわりのように、いつもこのあいさつ回りをやりますが、今回は「連れ」もいるのでなんとも心強い限りです。

歩いていると顔見知りの新聞記者さんに出くわしました。聞くと、このペット屋さん、今月でお店を閉めてしまうそうです。私が高校生の頃にはもうものすごい年期の入ったお店だったので、かなり長くされていたと思います。またまちの顔が消えてしまうんですね。

ちょうどそれぞれの分担エリアを終えて商店街の真ん中あたりでランデブー。
お疲れ様です。
まわった人、それぞれの感触はちがうと思うのですが、私としては、予想以上に「毛糸の屋根」のことが商店街のみなさんにきちんと広報されていてうれしかったです。というより、いつもまちでやるときはまったくのストレンジャー状態から始めることが多いので(時には変人扱いされることすらあるわけで)、あらかじめ名前や毛糸のことまで知ってくれているというのは本当に心温まることです。地元さまさま。これからはもっと心して仙台のまちのためにアートやっていこうと思いました。
門脇篤)  


2008年03月27日

中央警察署へ


一番町四丁目商店街に「毛糸の屋根」をかける件で、仙台中央警察署へ行ってきました。

商店街の河本さん、「ART仙台場所」実行委員でハロー定禅寺村の残間さんと待ち合わせて、いざ中へ!
河本さんのソフトな全体説明と、残間さんのアット・ホームなトークにうながされ、巡査部長さんも終始にこやか。何か問題が起これば即刻中止してもらわざるを得ないが、見たところ何の問題もないようだし、とにかく気をつけてやってください、とのこと。
正式な申請書はこれからですが、これでとりあえず市、消防、警察と、すべてクリアー。
ここまでスムーズにこれたのも、まちのみなさんの情熱と協力あってのことです。
本当にありがたいことです。
あとはしっかりやっていくだけ。
とってもうれしい日になりました。
  


2008年03月25日

そして消防署へ


一番町四丁目商店街アーケードに「毛糸の屋根」をかけるアート・プロジェクト、青葉区役所道路課の内諾を得たあとは、消防署です。雨宮町にある青葉消防署へとやって来ました。

受付で担当課を教えていただき、エレベーターへ。一階に素敵なものが展示してあります。
おもむいた3階はまさに戦場のような忙しさで、なかなか職員の方がつかまりません。本当にお忙しそう。
やっと用を聞いてくれた若手職員の方、なんとも体育会系な感じできびきびしてます。
「あ、昨年もやられたやつですね?」と記憶も鮮明。
書類を渡し、検討して後日ご連絡したい、というお話で、いったん帰ったのですが、夕方にはもう連絡が。
「今回は届出等は必要ないです」

すばらしいスピードで進んでます。
次は警察です!
  


2008年03月25日

また青葉区役所へ


今日もやって来ました青葉区役所道路課。もちろん、一番町四丁目商店街アーケードに「毛糸の屋根」をかけるためです。
だいたいの本数を知りたいということで、最大で約700本、密度にして52cmに1本という数量をはじきだしました(実際にはもっと少なくなると思います)。
設置方法や延焼実験の資料などもつけて見ていただくと、「これなら問題ないでしょう」との内諾をいただきました。
後は消防署と警察にも内諾をもらって正式な申請書の受理ということになります。


青葉区役所8階からの東二番町通りのながめ。

では消防署へ!
うまくいくといいんですが。  


2008年03月24日

延焼実験

消防署に出す資料として、毛糸の延焼実験を行いました。



「毛糸は危険だ!」とか「酔っ払いが火をつけたらどうするんだ」みたいなことを、必ず誰かが言い出すので、今回自分で実験してみることにしました。
実際の長さと同じ7mほどの毛糸をつるし、先端にライターで火をつけてみました。
アクリル100%なので容易に火はつくのですが、ゆれると火のついた部分が溶け落ちてしまい、2回やりましたが、10~20cmほどのところまでしかいきません。




次に、線香花火の要領で、燃えたらその分毛糸を繰り出すようにし、なるべくゆらさないようにして火をつけてみました。
今度は60cmくらいまでいきました。が、やはり先端が溶け落ちてしまい、消えます。

これをどう評価するかですが、環境や人体には悪いような気がするものの、けっこう燃やすときれいだということがわかりました。  


2008年03月24日

青葉区役所道路課へ


今日は仙台一番町四丁目商店街アーケード一帯に「毛糸の屋根」をかける件で、道路占用許可申請のために、仙台市青葉区役所の道路課を訪ねました。
主催団体の仙台アートシティプロジェクト実行委員会の吉川由実さんにいっしょに行ってもらったのですが、それがよかったのか、あるいはもともと話のわかる方たちなのか、区役所の担当の方たち、たいへん理解のある方ばかりで、逆にいろいろなプランまで出していただき、たいへんなごやかに打ち合わせすることができました。本当にいつもこうだといいんですが。
とりあえず、資料でまだ少し足りないところがあるので、これを補充して出直し、内諾を得た後に消防署と警察へ行く感じになります。
足りない資料としては、「数量的にイメージがわかない」ということなので、どれだけの量を設置する予定かを明示し、警察や消防向けにも作業の安全性がわかる手順や防火対策などについての若干の資料を用意しようと思います。
明日また行って来たいと思います。
  


2008年03月23日

資料集め


明日はとりあえず道路の占有許可を取りに仙台市青葉区役所の道路課をたずねる予定なので、今日はいろいろ足りない資料集めです。
まずはせんだいメディアテークへ(上はかなりマイナーな側から見た画像)。上の階にある市民図書館で住宅地図のコピーを取ります。係りのお姉さんがとても親切に住宅地図のありかやゼンリンさんからの要望を教えてくれ、難なく無事コピーを取り終えました。
と、そのとたん、自習室みたいなところからいっせいにみなさんが立ち上がって受付に並び始めてびっくり。あれはいったいなんなんだろう。4時だったのですが、なんかあるんでしょうか。
こういう、その規則・習慣の外にいると不思議に思えることって、ありますよね。


次に向かったのは一番町四丁目商店街。アーケードのサイズを測ります。
途中、定禅寺通りをひさしぶりに歩きました。いつもは横切る程度なので。
去年はここでピンクの毛糸を一週間結んだなーと思うと、なんともなつかしい限りです(こちら)。


で、着きました。一番町四丁目。
なぜかテレビが道行く人にインタビューしています。
こういうタイミングでメジャーを出してサイズを測ったり、アーケードの上に上りだしたりすると、もう本当にいかにもおかしな人ですが、まぁあまり気にせず、カメラの端に写ったりしないように手早く始めます。

のぼっちゃいけません、と書いてあります。当然です。そうおいそれとのぼる人がいると危険です。
私はもちろん、許可とってますので。

このはしごをのぼるのもけっこうなつかしい。
去年、けやき並木に毛糸を結んだ直後、141と三越の屋上からアーケードに毛糸を結ぶ展示を徹夜でやりました。
今年はその拡大バージョンという感じです。

メジャーを取り出し、あちらこちらを測ります。アーケードの上というのはなかなかのぼる機会がないですよね。かなりおもしろいながめです。

こうしてサイズも測れました。後は家にかえってきれいな図にまとめるだけです。
明日はうまくいくといいです。
門脇篤)  


2008年03月19日

やっとすこし前進


仙台・一番町四丁目商店街アーケードに緑色の毛糸の屋根をかけるアート・プロジェクトですが、やっと動き出す条件が揃ってきました。昨日、商店街では許可申請が通れば「やってもいい」ということになったむねの連絡があり、来週、市役所や警察へ許可申請をしに行くことになりました。
上のイメージは許可がとれたらさっそく印刷かけて配布しようと前々からすでにできあがっている原稿。
会期が4月29日から。あと40日あまりしかないのでほとんどぎりぎりといったところでしょうか。許可が出るかまったくわからない状態だと広報やボランティアスタッフ、毛糸の募集もできませんし、許可おりてからどれだけ告知する期間があるか…。
昨年の定禅寺通りのけやき並木を「さくら並木」にする、というプロジェクト(こちら)はかなり広報期間がとれたので、新聞やテレビなどでずいぶん取り上げてもらえましたが。

ということで、まだ制作参加者や緑の毛糸は募集できない段階ですが、できるようになったら即座にご案内しますので、案内が欲しい方はこのブログを頻繁にチェックしていただくか、以下までそのむね書いてメールください。どうぞよろしくお願いいたします。

門脇篤まちとアート研究所 info@kadowakiart.com
  


2008年03月04日

毛糸が届きました


知り合いの方から毛糸をたくさんもらいました。「新緑色の毛糸の屋根」の企画はまだお知らせしていないので、全然関係なく、いろんな色の毛糸が入っています。
昨年、定禅寺通りにピンクの毛糸を結んだ「けやきに花を」のおりにも毛糸をいただいた方で、そのおりには定禅寺の企画を聞いて、退職した旦那さんが外へ買い物に出るついでに1玉、2玉と買ってきて、最終的にものすごい量のいろんなピンクの毛糸をいただきました。
  


2008年02月24日

「毛糸の屋根」企画概要


仙台・一番町四丁目商店街アーケードに新緑色の毛糸の屋根をかけるアート・プロジェクト。企画書を提出して、目下検討してもらっています。うまくいくといいんですが。

以下、企画趣旨など。

******************

「SENDAI」をテーマにしたプロジェクト型のアート・ワーク

私は仙台に住みながら、「まちとアート」をテーマとしたアート作品を制作しています。それは主に、①まちは、その時、その場所でしか意味を持ち得ないインスタレーションというスタイルを最大限に発揮できる場であること、②アートに関心があるか否かに関わりなく、アートを通じた関係性をつくることにこそリアルさを感じる私にとって、まちの中に身を置いてアートを展開することは必然、という2点からです。
その私が、生まれ育った場所である仙台をテーマに、毛糸という素材を使って、昨年から制作を開始したのが「SENDAI シリーズ」です。
昨年2006年は第一弾として、“杜の都・仙台“のシンボルとも言うべき定禅寺通りのけやき並木にピンクの毛糸を結ぶことで、西公園の桜並木を延長するというプロジェクト「けやきに花を」を実施。一週間にわたる参加希望者との共同制作を取り入れ、マスコミでもたいへん話題となりました。
第二段となる今回は、一番町四丁目商店街のアーケードに、新緑を思わせる「ずんだ色」の毛糸の屋根をかけるというコンセプトのもと、「SAP(仙台アートシティプロジェクト)」内の一作品という位置づけで実施することを想定して企画いたします。




アーケードに新緑色の毛糸の屋根をかける

東北三代祭りのひとつであり、仙台を代表する祭りと言えば、「仙台七夕」。その舞台であるアーケードは、いわば“仙台の顔”ともいうべき場所です。そのアーケードの中で、唯一、屋根で覆われておらず、空がいつでも見える場所が、一番町四丁目商店街です。その特性を活かし、杜の都らしく、新緑のシーズンらしい、そして地域の名物としても知られる「ずんだ」を思わせるやわらかな明るい新緑色の毛糸をアーケードの左右の天井から結ぶことによって、アーケード街に「緑の毛糸の屋根」をかけ、アートで仙台を発信しよう、というのが本企画の趣旨です。



参加することで生まれる新しい「発見」「関係性」

実施にあたっては、SAP実行委員会の協力を得ながら、制作参加スタッフを募り、安全面には万全の体制を敷きながら、協働による作品制作を行いたいと考えています。それは本作品の制作を通して、いつもとは違う仙台、特に一番町四丁目商店街との関わり方を結ぶことにより、街に対する新しい魅力を発見したり、自分との関係を結びなおしたりすることができると考えるからです。自分がダイレクトに街と関わったという体験は、必ず、街への愛着となって、商店街のファンを増やすことにつながると思います。
また、毛糸を寄付してもらうことで「制作に参加」する機会をつくります。これにより気軽に、そして全国からの参加が可能になり、注目度が増す他、自分の毛糸や知り合いの毛糸が使われていることで、企画への関心度も高くなり、現代アートにありがちな「なんだかさっぱりわからない」感をかなりの程度払拭できると経験上推測されます。さらに、定禅寺通りのピンク、一番町四丁目の緑と、シリーズものとして認識していっていただくことにより、仙台をテーマとした本企画に継続的に参加することを楽しんでいただけ、仙台のアートによるブランドイメージ向上に寄与できるのではないかと考えます。



企画・問合せ:門脇篤まちとアート研究所
070-5621-2301 info@kadowakiart.com

  


2008年02月08日

去年やった「けやきに花を」


去年、定禅寺通りでやったアート・プロジェクト「けやきに花を」は、杜の都仙台のシンボルともいうべき定禅寺通りのけやき並木にピンクの毛糸を結び、西公園の桜並木を延長する、というものでした。

けやき並木のもっとも「美しくない」時期を選んで行われたこのプロジェクトは、市民参加という手法を用いて行われました。
ひとつは、いっしょにこの「作品」をつくりたい人を募り、一週間かけて制作を行ったこと。20名ほどのボランティアの方が集まり、基本的に朝10時から夜の10時まで作業は行われました。下は小学生から、上は40代くらいのお勤めの方まで。

時には「なんでこんなわけのわかんないことをするんだ!」とか、「高さが2.7メートルないと許可できません!」とかいった厳しいおしかりを、わけもわからずに受けながらの一週間でした。
しかし、こうした体験の中で、「一銭にもならないこんな行為を、なぜか懸命にやっている自分に気づいて、それをおもしろいと思った」と参加した学生さんが感想を述べたり、だんだんにできあがっていくけやきの桜並木をバックに、無数の人々が携帯で記念写真をしている姿が見られたり。
、最終日には地元紙・河北新報の一面を飾りました。
市民参加のもうひとつのスタイルとしては、使用するピンクの毛糸を全国から募集し、「あなたの毛糸が作品になります」と呼びかけたことでした。制作参加までいかずとも、自分もプロジェクトに参加できたらおもしろい、という都市型のプロジェクトのちょっとした努力。
最終的にかなりの量が集まり、ほとんどがこれでまかなえてしまったほどでした。

今回、「毛糸の屋根」を行うにあたっても、実際の作業への参加と、毛糸を提供することでの参加という2種類の参加方法を用意し、制作にあたろうと思います。
そうして、何らかの方法で参加した方は、そのことを通して、それまでとは違った街への見方や接し方をしていくのではないかと考えています。

門脇篤)  


2008年02月06日

毛糸の屋根はこんな感じ

仙台・一番町四丁目商店街アーケードにかける新緑色の毛糸の屋根のイメージはこんな感じです。
実際にはできる限り無数に毛糸をわたし、遠目から見ると、緑の霞がかかったような状態になるのを想定しています。
しかしそのためには無数にアーケードのあちらからこちらへと毛糸をわたさねばならず、いちいちアーケードの天井へ下りてまたあがって、というわけにもいかないので、何かうまい手を考えているところ。ロープをわたしてこれをたぐりよせることでアーケード間を毛糸が行き来するようなしくみを開発したいと思います。



範囲的には一番町四丁目全域なので、地図上だとこんな感じになります。
しかしたいへんな仕事ですね。ゆっくり時間をかけて、できていくようすも含めて作品として提示したいと思います。




門脇篤
  


2008年02月05日

ブログ・スタート

仙台市中心街のひとつ、一番町四丁目のアーケードに「毛糸の屋根」をかけようというアート・プロジェクトが始動いたしました。
東北三大祭りのひとつ「仙台七夕」が飾られることでも有名な仙台のアーケード。一番町四丁目アーケードもそのひとつですが、5つある仙台のアーケード街のうち、ここだけが開放屋根のアーケードになっています(他は完全密閉型。もしくは自動開放型)。
その、空が見えるという特性を活かし、また、新緑の季節である4月下旬~5月初旬を想定し、新緑色の毛糸をアーケードの端から端まで無数に結ぶことで、「新緑の毛糸の屋根」をアーケードにかけてしまおう、というのが本プロジェクトの概要です。
実施に当たっては、昨年から同地で始まった「仙台アートシティ・プロジェクト」の内部で実施する予定です。
毛糸の屋根をいっしょに制作するボランティア・スタッフの募集や、アーケードを飾る新緑色の毛糸の募集なども随時行っていきます。また、仙台のアート情報や、仙台の路上観察レポートなども掲載していく予定です。
門脇篤